メタボリックシンドローム?

運動不足や食べすぎなど、身体に負担がかかる習慣が影響して発症する「生活習慣病」の増加が問題になっています。
 生活習慣病の代表ともいえる「高血圧」、「高脂血症 」、「糖尿病」などの発症・悪化には、「腸のまわり、または腹腔内の内臓脂肪蓄積」が強く影響しています。
 内臓脂肪が過剰に溜っていると、これらの生活習慣病になる可能性が高くなり、いくつかのものを併発する可能性もあります。しかも、仮にそれぞれの病気の程度が“軽症”だったり、まだ病気とは診断されない“予備群”だとしても、動脈硬化が急速に進むことがわかっています。
このような状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。

 メタボリックシンドロームでは一つひとつの症状は深刻でなくても、重複して持つと心筋梗塞など心疾患の発症リスク(危険性)が30倍も高いとされています。従来は症状ごとの対処療法が中心でしたが、内臓脂肪の脂肪蓄積が本症候群の根本原因であることが明らかになったため、内臓脂肪蓄積の徴候をつかみ予防につなげようとするのがこの診断基準の目的です。

肥満には「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」があります。
メタボリックシンドロームで問題なのは、内臓脂肪型肥満です。

<内臓脂肪型肥満>
内臓のまわりに脂肪が溜まる肥満。
お腹がぽっこり出た体型から「りんご型肥満」とも呼ばれます。
内臓周囲の脂肪は、比較的溜まりやすいですが、運動をしたり食事を適量にしたり、内容を工夫することで減りやすいといわれています。

<皮下脂肪型肥満>
腰まわりやお尻、太ももなどの下半身を中心に脂肪が溜まる肥満。「洋なし型肥満」とも呼ばれます。


メタボリックシンドローム あなたは大丈夫?

まず、おへその位置でウエストサイズ(腹囲)を測ってみましょう。
ウエストが男性で85 cm以上、女性で90 cm以上あることに加え、次の3項目のうち2つ以上が該当する場合とされています。

高血圧:収縮期血圧が130mmHg以上 または 拡張期血圧が85mmHg以上
高血糖:空腹時の血糖値が110mg/dl以上
高脂血症:中性脂肪が150mg/dl以上 または HDLコレステロールが40mg/dl未満。


別名「死の四重奏」と言われる複合生活習慣病です。
近年、血清尿酸値が高いこと自体が、肥満、高血圧症、高脂血症、糖尿病などと並ぶ動脈硬化の危険因子であることがわかってきています。

メタボリックシンドロームを疑わせる各種数値・関連数値を表にまとめておきます。
 肥満  BMI値  25 以上
 内臓脂肪蓄積  ウエスト径 男性
 ウエスト径 女性
 85 cm以上
 90 cm以上
 高尿酸血症  血清尿酸値  7.0 mg/dl以上 
 高トリグリセリド血症  トリグリセリド値(中性脂肪)   150 mg/dl以上 
 高LDLコレステロール血症   LDLコレステロール値  140 mg/dl以上 
 低HDLコレステロール血症   HDLコレステロール値  40 mg/dl未満
 糖尿病  空腹時血糖値  110 mg/dl以上 
 高血圧  収縮期血圧(最高血圧) 
 拡張期血圧(最低血圧) 
 130 mmHg以上 
 85 mmHg以上


次のページではBMIについて説明します。自己チェックもどうぞ^^